2002年度前期 物理学2
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科目の特徴・ねらい 歯科医師として,放射線は無くてはならない道具である. しかし,その基礎となる物理学は,量子力学・原子物理学・原子核物理学 など広い領域にわたっている.この講義では,この広い領域をコンパクトに 体系化することを目的とする.
この講義では,後期に履修する「放射線物理学」の基礎となり,中学校で 学んだ理科(特に電磁気分野)との橋渡しをすることである。高校物理を 履修していない学生にも理解できることを目標とする.
参考書 西臺 武弘『放射線医学物理学』(文光堂)
学生へのメッセージ どしどし質問してください.学生の質問が,講義をより良いもの に変えます.
回数 授業項目 授業内容
第1回
4/5
国際単位系 基本単位が列挙できる.
組立単位を説明できる.
第2回
4/12
電気 電流・電圧の単位を述べることができる.
電流の正体を説明できる.
第3回
4/19
波動 波を表す物理量を列挙できる.
第4回
4/26
波のエネルギー 波の強度
第5回
5/10
光のエネルギー 光のエネルギーが計算できる.
光の粒子性を示す実験を説明できる.
第6回
5/17
電子の波動性と電子顕微鏡 ド・ブロイ波長について説明できる.
電子顕微鏡の波長を計算できる.
第7回
5/24
特性X線 原子構造を説明できる.
特性X線の波長を計算できる.
第8回
5/31
原子構造
周期表
原子の電子配置を述べることができる.
電子配置と周期表の関係を述べることができる.
第9回
6/7
原子核の構成 原子核の構成要素を列挙できる.
同位体とは何かを説明できる.
第10回
6/14
原子核の質量とエネルギー 原子質量単位を説明できる.
結合エネルギーを計算できる.
第11回
6/21
原子核の崩壊
同位体(アイソトープ)
原子核の崩壊と放射線を説明できる.
また,その種類を列挙できる.
第12回
6/28
崩壊法則と半減期 半減期を説明できる.
放射能の大きさを計算できる.
第13回
7/5
放射性物質 放射能と放射線物質の量を計算する.
第14回
7/12
放射能に関する単位 放射線に関する単位を列挙し,その説明ができる.