第11.5回 歯科医学歴史散歩
~九州大学~
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物理学会で九州大学に来ました。ついでに 医学歴史館に来ました。

九州大学医学部の正門から入ってすぐ左のところに医学歴史館。 正門を入って右は九州大学病院。

この建物は1903(明治36)年に建てられた解剖学講堂を復元したもので, 2015年4月にオープンしたそうだ。

常設展として,医学部の歴史がパネル展示されていた。 しかし,それ以外の展示物には特別目を引くものが無く,残念な博物館だ。 オープン間もないということで,これからに期待したいと思います。

1867(慶応3)年,西洋医学教育のために福岡藩医学校賛生館を設立した。 これが九州大学医学部の前身だという。

1903(明治36)年,当時の大学令では単科医科大学の設置は認められなかったため, 京都帝国大学福岡医科大学として設立された。

1911(明治44)年,医科大学・工科大学からなる九州帝国大学が設立される。

1922年(大正11)年に歯科学講座ができたらしい。当時は医歯一元論 だったということか?

終戦直前に行われた生体解剖学事件についてのパネルもありました。

1964(昭和39)年に薬学部が独立。

1967(昭和42)年に歯学部が独立。

2009年に医系学部が組織統合されて九州大学病院が発足した。


さらについでに 九州大学総合研究博物館へ行く。 もともと工学部で使っていた建物らしいが,趣のある建物である。

この建物の三階で常設展があったが,めぼしいものは既に新キャンパスに 移動したあとなのか,ここの展示物も少なく残念だった。

ここは箱崎キャンパスというところだが,話には聞いていたが福岡空港 に着陸する飛行機が,建物の真上を通っていく。 これでは少々危険かもしれない。

博物館という建物の前に赤レンガの古い建物がある。 九州大学本館と書いてあったが,この二つの建物を残して他はすべて 解体され,更地にする工事が行われていた。

下は九州大学の門柱と,工事のための塀に描かれた絵。


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