1997年度 微分方程式

科目の
ねらい

物理学の法則のほとんどは,数学的には微分方程式の形で現われる。 そこで微分方程式は,工学の分野でも多くでてくるものである。 本講では,一年次で学ぶ微分積分学をもとに,微分方程式の考え方や 解き方を勉強する。

毎回の講義では,演習問題を行う。演習によって講義内容の理解を深め, 数式の取り扱いに慣れることを目指す。

参考書 梅沢敏夫・富樫栄『やさしい微分方程式』(培風館)
和達三樹『物理のための数学』(岩波書店)
学生への
メッセージ
どしどし質問してください.学生の質問が,講義をより良いもの に変えます.
回数日程 授業項目 授業内容
第1回4/11 微分と積分の復習  
第2回4/18 微分方程式の構成  
第3回4/25 簡単な微分方程式  
第4回5/2 1階微分方程式 変数分離形
第5回5/9   変数分離形
第6回5/16   同次形
第7回5/23   完全形
第8回5/30   完全形
第9回6/6   積分因子
第10回6/13 1階線形微分方程式 定数変化法
第11回6/20   定数変化法
第12回6/27 2階微分方程式 特殊な微分方程式(1)
第13回7/4   特殊な微分方程式(2)
第14回9/19   ロンスキアン
第15回9/26   変数係数定数変化法
第16回10/3   変数係数非同次方程式
第17回10/17   定数係数同次方程式
第18回10/24   定数係数非同次方程式
第19回11/7 演算子法(1)  
第20回11/14 演算子法(2) 逆演算子
第21回11/21 演算子法(3) 定数係数微分方程式
第22回11/28 Laplace変換(1)  
第23回12/5 Laplace変換(2) 逆変換
第24回12/12 Laplace変換(3) 微分方程式
第25回12/19 級数解  
第26回1/16 まとめ