科目の ねらい |
放射線は人間の五感ではとらえられず,恐ろしいものという感覚だけがある。 確かに放射線被曝は生命に重大な影響を与えるが,日常生活の中でさまざま に利用されていることも事実である. 放射線を使用する利益と危険度を比較して,利益が勝れば被曝を最小限 に抑えつつ使用をするというのが現在の立場である. 放射線を使用する施設では,使用を管理するために『放射線取扱主任者』 という監督者をおくことが定められている.この講義は,その資格試験対策を 主眼におきつつ,放射線全般の理解を目指している. |
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教科書 | 『放射線入門』鶴田隆雄(通商産業研究社) |
参考書 | 飯田博美『放射線概論』(通商産業研究社) 日本アイソトープ協会『放射線取扱の基礎』(丸善) |
学生への メッセージ |
どしどし質問してください.学生の質問が,講義をより 良いものに変えます. |
回数 | 日程 | 授業項目 | 授業内容 | 演習問題 |
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1 | 9/15 | 放射線物理学(1) | 原子核の構成,結合エネルギー | |
2 | 9/22 | 放射線物理学(2) | 原子核の壊変と放射線 | |
3 | 9/29 | 放射線物理学(3) | 壊変法則 | |
4 | 10/6 | 放射線物理学(4) | 荷電粒子と物質との相互作用 | |
5 | 10/20 | 放射線物理学(5) | γ(X)線と物質との相互作用 | |
6 | 10/27 | 放射線物理学(6) | 核反応,中性子と物質との相互作用 | |
7 | 11/10 | 放射線化学(1) | 放射性核種,放射系列 | |
8 | 11/17 | 放射線化学(2) | 放射能 | |
9 | 11/24 | 放射線化学(3) | 放射平衡 | |
10 | 12/1 | 放射線生物学(1) | 放射線影響の分類 | |
11 | 12/8 | 放射線生物学(2) | 分子レベルの放射線影響 | |
12 | 12/15 | 放射線生物学(3) | 細胞レベルの放射線影響 | |
13 | 12/22 | 放射線生物学(4) | 組織・臓器レベルの放射線影響 | |
14 | 1/12 | 放射線生物学(5) | 全身レベルの放射線影響 | |
15 | 1/19 | 放射線生物学(6) | 内部被曝 | |
16 | 1/26 | 秋季試験 |