科目の ねらい |
『静力学』はニュートン力学に先立って長い歴史を持っている。そこで 使用される概念は,その後のニュートン力学の発展にも残り,また一般化 されている。 この講義では質点と剛体の静力学をメインに進めていく。また最後には 仕事と仕事の原理,さらに流体の静力学にも言及する。これらの内容は, 次年度からの理工学系の専門科目に対する基礎の役目をするであろう。 毎回の講義では,演習問題を行う。演習によって講義内容を深め, 数式の取り扱いに慣れることを目指す。 |
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教科書 | 『大学新入生のための物理入門』廣岡秀明(共立出版) |
参考書 | 『これだけはおさえたい理工系の基礎数学』金原粲ほか(実教出版)
『力と数学のはなし』鷹尾洋保(日科技連) |
学生への メッセージ |
どしどし質問してください.学生の質問が,講義の宝です. |
回数 | 日程 | 授業項目 | 授業内容 | 演習問題 |
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1 | 4/13 | |||
2 | 4/20 | 国際単位系 | 基本単位,組立単位 重さと質量 |
物理学の基礎 No.1 |
3 | 4/27 | 数学的準備 | 三角関数 | 数学的準備 No.4 |
4 | 5/11 | 数学的準備 | ベクトル | 数学的準備 No.6 |
5 | 5/18 | 力とその表わし方 | 力の表し方 作用・反作用の法則 |
静力学 No.1 |
6 | 5/25 | 力の合成と分解 | 力の合成と分解 | 静力学 No.2 |
7 | 6/1 | 質点の静力学 | 力の釣合い | 静力学 No.3 |
8 | 6/8 | 剛体とモーメント | 剛体とは 平行移動と回転運動 |
静力学 No.4 |
9 | 6/15 | 平行力の合成と分解 | 剛体に働く平行力の合成と分解 | 静力学 No.6 |
10 | 6/22 | 重心 | 物体の重心を求める | 静力学 No.7 |
11 | 6/29 | 偶力 | 静力学 No.8 | |
12 | 7/6 | 剛体の静力学 | 剛体の釣り合う条件を求める | 静力学 No.9 |
13 | 7/13 | 仕事 | 仕事の定義 | 静力学 No.10 |
14 | 7/20 | 単一機械と仕事の原理 | 静力学 No.11 | |
15 | 7/27 | 春期試験 |